10.25

「自分たちみたいな子供が、社会や制度を変えられるなんて無理じゃない?」

企画のタマゴと向き合う、夏の始まり。
6月25日の交流会を経て、ぐっと打ちとけた雰囲気が漂い始めた「わがままSDG’s」2期生。7月からは「企画」と向き合うフェーズに突入します。革命家・湯川カナから示されたはじめの第一歩は「いったんクレイジーなドリーマーになる」こと。
「どんな社会・世の中になったら自分が最高にハッピーでいられるか」。できる・できないを考えてお利口におさまってしまうのではなく、あくまでわがままに大胆に、ほしい未来を思い描いてみる。そこから導き出される「ビジョン」こそ、企画に欠かせない金のタマゴです。
こうしてスタートした7月前半のセッションで、ついにチームと活動テーマが決定。2期生は5つのチームに分かれて、それぞれの企画と向き合っていくことになりました。
それぞれのキャラクターが花開いていく
7月後半からは、チームごとの「ビジョン」を具現化するための「アクション」を考えるフェーズに突入!誰に向けて、何を、どんな手法でやるのか。そのアクションによって、何を変えたいのか。コーディネーターが見守る中、暗がりを手探りで進むような議論が始まります。
議論を進めるほどに、自分たちが言い出しっぺになってコトを起こすことの大変さも感じ始める中高生たち。煮詰まってしまうことも多々あります。
「でかい目標を掲げすぎていいのかな?」
「自分たちみたいな子供が、社会や制度を変えられるなんて無理じゃない?」
そんな言葉も時折飛び出しますが、一方では
「自分たちの行動が、誰かの行動の起爆剤になるかもしれないんだから、最初から目標を小さくしなくたっていいんじゃない?」
「思いを発信して共感してくれる人を増やすこともできるよね」……なんて声も。
理想と現実のはざまでジグザグ揺れながらも、そうやって前を向いて進めるのはきっとチームメンバーがいるから。7月も終わりに近づく頃には、メンバーたちの自己開示と相互理解もかなり進んで、議論が活発になっていきます。
そんな中で、それぞれのキャラクターや強みが発動し、顕在化していっている感じが興味深い!人に話を振るのがうまいファシリ役、こんがらがった話の整理が得意なタイプ、あえて疑問を呈する議論のかき混ぜ役……。どのチームもお互いの足りないところを補い合いながら、企画を練っていきます。
(ワガママSDGs 事務局 ・松本)
