2022
10.25

自分の違和感を思考する。

ショートレポート, レポート

「マイベスト違和感」を考えてきた中高生たち。ここから「編集」のプログラム全3回が始まります。

「編集とは例えば晩御飯のメニューを考えること」というのは編集の回の講師、有田佳浩氏。「『食卓を囲んで楽しい時間を過ごしたい』とかそういう自分の思いが軸となり、そこから給食のメニューや昨日の晩御飯、栄養バランスなどあらゆる状況を考えてメニューが決まる。編集とは自分の思いが軸となって、その他いろんなことに目配りすること」。

自分ごとx視野の広さの掛け合わせで編集する。その視野を広めるために、初回では「複眼ワーク」に挑戦。そしてその視点を持って、もう一度自分が感じている「マイベスト違和感」を考えてみる。どうしてそう思うのか?どんな時にそう感じていたのか?逆の視点はどうだろう?「答えを出すのではなく、思考していくことが何よりも大事」と有田さん。

・大人にほめられないことを考えない。

・感じることを正直に書く。

・それはなぜかを考えてみる。

・答えは出さない。

こんな有田さんの「文章を書くためのルール」もとに、自分の違和感と格闘して書かれた文章

「多くの人が好きな食べ物が嫌いだと人生損してるよ!などと言われたり言ってしまったり、委員長などのすごく大変な仕事をたくさんする人が誰にも頼らずに一人でやることが良い意味で強いとかすごいとか言われているところを聞くと私は違和感を感じる」(全文

「違和感のほとんどは他人がいるから成り立つものだということにも気がつきました。」(全文

自分の感じる違和感を「なんとなく」ではなく、理由や背景、視野を広げて思考する。自分がどう思うのかをしっかり考えて次のプログラム、「企画」へと進みます。

(ワガママSDGs 事務局 ・桂)