2023
02.01

「どんな方が買ってくださるのか分かった」〜“名古屋・エシカルツキイチマルシェ”出店〜(Chancedチーム)

ショートレポート, レポート

2022年11月20日、この日のために準備をしてきた。

週1、2回ほどのペースでミーティングを開き、現地の事業所へ出向き各商品の仕入れをしたり、会場の下見をしたり、分からないながらにも、とにかく動いたChancedチーム。

名古屋・エシカルツキイチマルシェ当日、8時に名古屋駅に集合。

出店準備 レイアウトや、手書きのPOPなどそれぞれが動く

好きな色と、こだわりが詰まったロゴを掲げ10時からマルシェ開始。
終始それぞれが積極的にお客さんに話しかけ、親しみやすいお店となった。

販売をしながら、さらに改善をしていく。
「ただ売るより、残りのものをどう売るか考えるほうが楽しいかも!」としょーちゃん。

3種類のお菓子が売り切れてから、まだあまり売れていないチョコレートを売るために、4人で相談しながらレイアウトを変更。

離れて見たり、動かしてみたり、4人でレイアウトを考える

高校生がやっているというのが分かりづらかったので、やぎが「高校生がSDGsを実践」という紙をつくりテントに貼った。

積極的に話しかけ、商品や事業所のことを紹介

エシカルマルシェの他の出店者や会場の声は
「本当に高校生?」「なんでこんなことできるの?!」と驚いていた。
「会場に若い人がいると雰囲気が違う。」と会場を活気づけていた様だ。

名古屋市健康福祉局の方からは、
「こうやって高校生が福祉作業所の商品を紹介、販売してくれることはなかなかないから嬉しいし、新鮮。」と喜びのコメントをもらった。

高校生の取り組みを広報誌などで紹介したいと取材を受ける

「ロゴも活用でき、予算を使って準備したものを効果的に使い切ることができた」とやぎ。

「どんな方が買ってくださるのか分かった」と対面販売の良さを実感したしょーちゃん。

協働メンバーH20の佐藤さんも、現地に駆けつけてくれた。

オンラインミーティングでどうするかを一緒に考えていたことが現場で形になって、「みんなあーだこーだ考えてよかったね!」と達成感を分かち合った。

想いを持った高校生が手描きで書いているから、目を引き、訴えかけるものがある、手作りのポップ

今回の出店のきっかけをくれたウェルジョブなごやの水本さんは
「途中“大丈夫かな?”と心配になったけど、出店者事前説明会にあきるが参加したとき、仕入れ表にしっかり掛け率などを記載してつくってきてるのを見て、“あぁ、大丈夫だ!”と思った。」と語る。

ただ、彼らの力だけで今回のマルシェ出店がうまくいったわけではない。

ウェルジョブなごやの加藤さんは、各事業所に「高校生から連絡行くけど、何分よろしくお願いします」と、最初のアポで伝えてくれていた。各事業所、割りと共感して快くOKくださり「高校生がやるのであれば!」と、協力してくれたそうだ。
「高校生という特権で、突き進めたんだと思う。」と加藤さんは言う。

水本さんからはこんな指摘もいただいた。
当日、掛け率がかかれた表をPCで表示したまま、他の方に見える状態だったため水本さんがさっとあきるのPCを閉じた。
あきるに、「あの時なんで私が閉じたかわかる?」とマルシェ時に問いかけていたが、あきるは「全然わからなかった」と。
「今回いろんな人が、Chancedに賛同して特別に協力してくれている(特に掛け率)ところもあるから、情報の取扱は慎重にね」と、キツくなりすぎない言葉で優しく伝えてくれていた。

「水本さん、加藤さんともに、今回かなり名古屋現地で調整、裏でフォローをしてくれていたと改めて感じた」とコーディネータの坂本。

横には在庫の管理を工夫しながら、一つ一つ丁寧に値札を作り、貼っていく

実践後は、改善点や改めて伝えたいことは何だったか、を問い直していたメンバーたち。

目標の一つに、「若い世代へ伝えたい」があったが、立ち寄ってくれた人は若い世代もいたが、結果買ってくれたのは50代以上が多かった。

「福祉施設で作られている,ということを効果的に伝える方法を考えたい」
「今日の売れ行きをみて、取り扱い商品数は減らし、1つ1つの商品の良さをしっかり伝えることにエネルギーを注ぎたい。」

(ワガママSDGs事務局・橋本)

名古屋に駆けつけてくれた、協働メンバーのカオリーヌさんと。