2023.3.31
神戸 2022 協働プロトタイピング
“不登校”をテーマにするといっても、いろんなアプローチがあって、中間発表の時は、自分のやりたいことがわかっていなかったので、迷って、ぐちゃぐちゃのプレゼンでした。ダメ出しされて当然だなと納得して、そこからもう一度、自分のやりたいことを洗い出しました。
大人としっかり関わるのは初めてで、最初は何か否定されないかと緊張していました。これまで大人というと、先生とか親しかいなかったので、「心配」がまずあって、挑戦しようとしても、安全な方へ1回、道を戻される感じだったんです。活動では、無謀な挑戦みたいなことを私が言っても、「めっちゃ良いやん」って、絶対肯定してくれる。こんな大人がいるんだと思いました。
自分の考えるモヤモヤした抽象と、具体的な形までの間を、大人が対話の中で埋めてくださるのもすごく楽しい経験で、同時に苦しくもありました。まずアイデア、自分のなかの抽象的な考えでも出さないといけない。そのために自分の内面、思い出したくないこと、できない自分とも向き合う必要がありました。本当に何回も振り返って、何回も反省して、何回ももがき続けた感じです。
「We can change the world(私たちは世界を変えられる)」とか言われるけど、あんなのうそだ、頭のいい大学生とかでないと世間は耳を傾けてくれないと思っていました。でも活動を通して、1人の高校生の思考にちゃんと大人が取り合ってくれて、イベントという形になったのはすごい驚きでした。「失敗を失敗のままで終わらせない」という経験をしたから、もう何でも挑戦しようって思うようになったし、視野が広がった気がします。諦めかけていた医学部進学も、案外いけるんじゃないかと思っています。
中高生/あん(高1)
企業・行政サポーター/内藤翔 (六甲バター(株))、西田哲也(H2Oリテイリング(株))
コーディネーター/山下和希
「その場しのぎで先送りでもいい」という自分が救われた言葉を軸に何か企画を、と考えるもなかなか進まず。
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学校説明会を企画したプレゼンで、「やりたいこととやろうとしていることがずれてきていない?」という審査員からの指摘を受け、はっとする。
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1回目は参加者ゼロで企画を練り直して2回目に再挑戦。中高生なら誰でも繋がれる場として開催、交流した。